南向きにこだだわらない家づくり｜光をデザインするシンプルノートの住宅

2025-12-04

南向きにこだわらない。光をデザインするという発想

「家を建てるなら南向きが一番良い」と、昔から当たり前のように語られてきました。しかし、時代が変わり、暮らし方が変わり、住宅地の環境も大きく変わった今、“南向き＝正解”という価値観そのものが合わなくなってきています。

特に枚方市（長尾・藤阪・津田・松井山手・大住など）は、

・近隣住宅が密集

・道路が南側にある区画が多い

・プライバシーが取りにくい

・日中は家にいない共働き家庭が増えている

といった地域特性があります。

だからこそ、アルクハウスが手がける**「シンプルノートの家」では “南向きだから良い” という発想をいったんゼロに戻し、土地に合わせて光そのものをデザインする家づくり**を行っています。

なぜ「南向き信仰」が今の家づくりに合わないのか？

① 南向きに大きな窓＝丸見え問題

南向きに窓を大きくすると、確かに光は入りやすいです。しかし実際には、

・道路側からリビングが丸見え

・隣家から視線を感じる

・常にカーテンを閉めがちになる

という“プライバシーの失敗”が起こりがちです。

カーテンを閉め切ってしまえば、せっかくの南向き窓も意味がありません。

つまり、**「光が入るはずなのに、実際には入れられない家」**になってしまうのです。

この問題は、枚方市の住宅地で特に顕著です。土地の形状や道路付け、隣家の距離などによって、南向きのメリットが薄れるケースが非常に多いのです。

光を“デザインする”という新しい発想

① 光の量より“質”を優先する設計

シンプルノートの家づくりでは、ただ明るいだけではなく、

・柔らかい光

・反射して広がる光

・時間帯で変化する光

・家事や子育てがしやすい光の届き方

といった“光の質”をデザインします。

そのために、南向きでなくても以下のような方法で充分に明るい空間がつくれます。

吹き抜けからのトップライト
中庭からの反射光
壁の白さを利用した拡散光
均一に広がる北側の安定した光

特に北側の光は、柔らかく影が出にくいため、**「写真がきれいに撮れる家」**としても評価されています。

枚方市の土地に適した“光の取り入れ方”

枚方市の住宅地は、区画がコンパクトで隣家との距離が近い傾向があります。そのため、「南向きの立地じゃないと家が暗くなる」…と心配されるお客様も多いのですが、実はそうではありません。

① 中庭（パティオ）で光を確保する

中庭を設けると、外からの視線を遮ったまま光を取り入れられます。

さらに、四方から光が室内に広がるため、時間帯による明るさのムラが少なくなります。

② 道路側に窓を作らない“逆転の発想”

プライバシーを確保しながら光を取り入れるために、道路側にあえて窓をつくらないケースも増えています。

外から見えず、室内は明るいという、これまでの常識とは逆のアプローチです。

③ 朝・夕の光を意識した“東西の窓計画”

共働き家庭が増える今、日中の光より

朝の支度時間・夕方の家事時間に光がある方が暮らしはラクになります。

枚方市で子育て世帯が多い理由を踏まえ、生活動線に合わせて東西の光を生かす設計はとても相性が良いのです。

実際に暮らしてみると「南向きじゃなくて正解だった」という声

アルクハウスで建てたお客様からは、こんな声が届きます。

「中庭のおかげで、いつでもカーテンを開けて過ごせます」
「プライバシーを気にせず明るいリビングが実現しました」
「南向きじゃないのに、家がどの時間帯も自然光で明るい」

これは、光を“向き”ではなく“設計”で考えたからこそ得られる価値です。

シンプルノートの家は“無駄な明るさ”をつくらない

光をたくさん取り入れることがゴールではありません。

重要なのは、暮らしやすさとデザイン性を両立した光の使い方です。

例えば…

TVに光が反射して見にくい
勉強スペースが逆光になる
夏に暑くなりすぎる
西日がきつい

など、光が“入りすぎて不便”になる場面も多いのです。

シンプルノートの家づくりは、こうしたデメリットを徹底的に排除し、

**「必要なところに、ちょうどいい光」**を届ける設計思想です。

参考外部リンク（アウトバウンド/権威性）

▶ 国立研究開発法人建築研究所｜住宅と日射の関係に関する研究

まとめ｜南向きという“条件”ではなく、家そのものをデザインする時代へ

家づくりは「南向きだから良い」「南に窓をつけるべき」という単純な話ではありません。

土地の形状、暮らし方、周辺環境、家族構成、それぞれに合わせて光をデザインすることで、

“プライバシー” と “明るさ” がちゃんと両立した家が生まれます。

アルクハウスが提案する「シンプルノートの家」は、

まさにこの考え方をベースにした“暮らしを美しくする家づくり”です。

枚方市で「後悔しない家づくり」をしたい方にこそ、

ぜひ一度“光をデザインする家”という新しい選択を知ってほしいと思います。

執筆者プロフィール

執筆者：森田知憲（もりたとものり）

アルクハウス株式会社　代表取締役

枚方市・長尾エリアを中心に、「シンプルノートの家」を手がける工務店アルクハウスを運営。

“無駄を省きながらも、美しく・心地よい暮らし” をテーマに、

これまで多くのご家族の理想の住まいづくりをサポートしています。