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⑧狭く感じない家の作り方|床面積より広く見せる設計ルール

2025-12-28

「できれば広い家がいい」

もちろんそうなんですが、実は“広さ”って、数字より体感が大きいです。

たとえば同じ30帖でも、

片方は「広っ!」、もう片方は「意外と普通…」ってなる。

この差を作ってるのが、設計のルールです。

シンプルノートの家は、そもそも“無駄を省く”思想なので、

床面積を増やして満たすより、体感を整えて満たすのが得意。

本文では、長尾・藤阪・津田・松井山手・大住など、学研都市沿線で郊外暮らしをする生活も想像しながら、

“ちょうどいい暮らし”に効く「広く見せるコツ」をまとめます。


この記事でわかること

  • 「広く感じる家」と「狭く感じる家」の差

  • 床面積を増やさず広く見せる8つのルール

  • よくある失敗と回避策

  • 次に読むべき記事(⑨・⑩)


結論:広さの体感は「視線」と「余白」で決まる

体感を広くする基本はこれです。

  • 視線が遠くまで抜ける

  • 床にモノが出ていない

  • 空間がつながって見える

  • 光が奥まで届く

シンプルノートは、この“見え方”を設計で作りやすいのが強みです。


ルール1:視線の「抜け」を作る(これが最強)

体感の広さは、視線がどこまで届くかで決まります。

  • 玄関からリビングまで抜ける

  • リビングから庭(もしくは抜け方向)に抜ける

  • 廊下を短くして空間をつなげる

抜けができると、床面積は同じでも広く感じます。


ルール2:床にモノを置かない仕組み(=収納計画)

広く見える家は、とにかく床がスッキリしてます。

  • 片付けやすい場所に収納がある

  • “細かいモノの住所”がある

  • 玄関が詰まらない

④で話した収納計画が、体感の広さにも直結します。


ルール3:天井高は「上げる」より“使い分ける”

天井を全部上げると、落ち着きがなくなることもあります。

大事なのはメリハリ。

  • リビングは少し高くして伸びを出す

  • 寝室や個室は落ち着く高さ

  • 抜けが欲しい部分だけ上げる

シンプルノートは“必要なところだけ効かせる”のが得意です。


ルール4:窓は「大きさ」より“位置”で広く見せる

大きい窓を付けても、視線が止まると広く感じません。

  • 目線の先に抜ける窓を置く

  • 外から見られない位置に抜けを作る

  • 高窓で光を奥に落とす

長尾・藤阪・津田・松井山手・大住のような郊外住宅地は、隣家が近いケースもあるので、

“見られない抜け”を作れるとめちゃくちゃ強いです。


ルール5:壁と扉を増やしすぎない(分けすぎ注意)

「部屋をたくさん作りたい」ってなると、

壁と扉が増えて、空間が細切れになりがち。

  • 廊下が増える

  • 視線が止まる

  • 圧迫感が出る

シンプルノートは、必要以上に区切らないので、

空間のつながりで広さを作りやすいです。


ルール6:色数を減らす(目が散ると狭く見える)

体感の広さは、実は“情報量”にも左右されます。

  • 色が多い

  • 素材が多い

  • 物が多い

これ、目が疲れて狭く感じます。

シンプルに整えるほど、空間は広く見えます。


ルール7:照明は「明るさ」より“陰影”で奥行きを出す

全部を均一に明るくすると、のっぺりして奥行きが消えます。

  • 手元は必要な明るさ

  • 壁や天井に光を回す

  • 視線の先に“少し明るいところ”を作る

これで奥行きが出て、体感が広くなります。


ルール8:「余白」を最初から設計に入れる

最後に一番大事。

家具でパンパンに埋めると、どんな家でも狭く見えます。

  • ダイニングの通路幅

  • ソファ周りの余白

  • 置かない場所を決める

“ちょうどいい暮らし”は、余白があるほど続きます。


よくある質問(FAQ)

Q. 狭小地でも広く感じますか?

A. 感じます。むしろ狭小ほど、視線の抜け・収納・窓配置の効きが大きいです。

Q. 吹き抜けは必須?

A. 必須ではありません。抜けを作る手段の一つ。必要なところにだけ使うほうが失敗しにくいです。


まとめ

床面積を増やさなくても、

設計ルールで“体感の広さ”は作れます。

シンプルノートは、

視線の抜け・収納・窓計画・余白を整えることで、

学研都市沿線の郊外で“ちょうどいい暮らし”を気持ちよく続けやすい家です。

次は⑨で「土地選びがラクになる理由」を深掘りします。



リンク(※最下部に固定)

・国土交通省 住宅政策

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/

NAP情報(※最下部に固定)

会社名:アルクハウス

住所:大阪府枚方市藤阪東町2丁目15番1号

電話番号:072-808-8815

営業時間:9:00-17:00

会社概要(※最下部に固定)

アルクハウス(有限会社森田建設)

■建設業許可:大阪府知事許可(般-6)第112706号

■二級建築士事務所登録:大阪府知事登録(に)第8142号

■宅地建物取引業許可:大阪府知事許可(4)第55494号

所属団体:全日本不動産協会

提携司法書士:仲宗根司法書士

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執筆者プロフィール(※最下部に固定)

執筆者:森田 知憲(もりた とものり)

アルクハウス 代表取締役

(宅地建物取引士/二級建築士)

枚方市・長尾エリアを中心に、

「シンプルノートの家」を手がける工務店 アルクハウス を運営。

“無駄を省きながらも、美しく・心地よい暮らし” をテーマに、

これまで多くのご家族の理想の住まいづくりをサポート。