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家づくりのゴールは“デザイン”じゃない。“心地よさ”だと思う話

2025-11-08

はじめに|“おしゃれな家=いい家”なのか?

家づくりを考えはじめると、多くの方がまず目にするのはInstagramや住宅雑誌の美しい家の写真です。

しかし——見た目が「おしゃれ」だからといって、必ずしも“暮らしやすい家”とは限りません。

私たち**アルクハウス(枚方市・シンプルノート正規加盟店)**が日々お客様と打ち合わせをしていて感じるのは、「デザイン」よりも「心地よさ」こそが、家づくりの本質であるということです。

なぜなら、家は“見せるため”ではなく、“暮らすため”の場所だからです。


デザインより「心地よさ」を大切にする理由

① “毎日”に寄り添う空間設計

どんなに美しい家でも、生活動線が悪ければ毎日の家事がストレスになります。

例えば、洗濯物を「干す・たたむ・しまう」がすべて別の場所にある家は、毎日が小さな不便の積み重ねに。

一方で、シンプルノートの家づくりでは、**“デザインと機能を両立”**させることを大切にしています。

見た目はミニマルでも、家事動線・採光・風通しなどの“快適設計”を最優先。

つまり、見た目より「過ごしやすさ」こそデザインの真価なのです。


② 「心地よさ」は数字では測れない

住宅性能やスペックはもちろん大切です。しかし、それだけでは「心地よさ」は語れません。

たとえば、冬の朝に柔らかく陽が差し込むダイニング。夜、照明の光が中庭に映るやさしい時間。

そうした感覚的な心地よさが、毎日の暮らしの質を決めます。

シンプルノートの家では、**“光と影の設計”**を重視し、時間帯によって変わる空間の表情をデザインしています。

枚方市の気候特性(夏は湿度が高く、冬は冷え込みやすい)を考慮し、断熱や窓の配置も最適化。

“気候と共に暮らす”設計が、見た目以上の快適さを生み出します。


枚方市で考える「心地よさ」のある暮らし

① 自然と調和する“光と風”のデザイン

枚方市は大阪と京都の間に位置し、丘陵地が多く、日当たりや風通しの条件が場所によって大きく異なります。

そのためアルクハウスでは、**敷地ごとに最適な“採光設計”と“通風計画”**を行います。

たとえば、藤阪・津田エリアでは南面からの強い日差しを遮りつつ、柔らかく光を取り込む“中庭設計”を。

また、長尾・松井山手方面では、プライバシーを守りながらも開放感を得られるよう“目線コントロール”を工夫しています。

このように、「枚方市という地域の風土」に寄り添った設計が、心地よさを決める大きな要素となります。


② “視線を遮ることで広がる”不思議な開放感

「開放的な家がいい」と言うお客様は多いですが、実は大きな窓を開けただけでは落ち着かないこともあります。

外からの視線が気になると、カーテンを閉めっぱなしになってしまうことも。

シンプルノートでは、**“見えないけれど開放的”**という矛盾をデザインで解決しています。

中庭や塀、スリット窓などを組み合わせることで、視線を遮りながら光と風を取り込む。

これにより、外に閉じながら内に開く——そんな不思議な心地よさが生まれるのです。


アルクハウスが考える“デザインと心地よさ”の両立

① 余白を残す設計思想

私たちが心がけているのは、すべてを詰め込むのではなく“余白をデザインする”こと。

空間に余白があると、家具や光、家族の気配が心地よく調和します。

つまり、“引き算の美学”こそが、シンプルノートの設計哲学なのです。

この考え方は、「中庭のある暮らしがもたらす癒しとは?」でも詳しく紹介しています。

暮らしの中に“余白”を持つことで、心が休まる家になるのです。

参照 ブログ 狭小地でも快適!子育て世帯のための明るい窓配置と採光テクニック


② 「デザイン=心地よさ」になる瞬間

デザインは、単なる“見た目の飾り”ではなく、“機能を美しくまとめる手段”だと私たちは考えます。

動線、採光、通風、視線のコントロール——それらすべてが機能的に整うとき、家は自然と美しく見える。

つまり、美しさは結果であり、目的ではないのです。

だからこそ、アルクハウスではお客様の「どう暮らしたいか」から設計を始めます。

それが、10年後も心地よく暮らせる家につながると信じています。


未来を見据えた「心地よさ」のデザインへ

家づくりのゴールは、完成引渡しの日ではありません。

むしろ、そこから始まる“暮らしの時間”こそが本当のスタートです。

アルクハウスでは、枚方市でこれから家を建てる方に、「永く愛せる家」をご提案しています。

時間が経つほど味わいが増し、心地よさが深まる——そんな家づくりを、これからも地域に根ざして続けていきます。


まとめ|デザインの先にある“暮らしの幸せ”を

「デザイン性の高い家が欲しい」という気持ちは当然のことです。

しかし、それ以上に大切なのは、家族が毎日を心から楽しめる“心地よさ”

アルクハウスは、枚方市で“シンプルでおしゃれ、だけど暮らしやすい”家をお届けします。

ぜひ一度、モデルハウスや完成見学会で「心地よさ」を体感してみてください。

📖 参考:

国土交通省|住生活基本計画(全国計画)