はじめに:家づくりで一番お金がかかるのは「完成後」
注文住宅で意外と知られていない事実があります。
それは、
一番コストがかかるのは、建築中でも契約時でもなく「住んでから」
ということです。
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コンセントを増やした
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収納を作り直した
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間取りが合わずリフォームした
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家事が大変で設備を買い足した
これらはすべて、後戻りコスト と呼ばれるものです。
そして結論から言うと、
打ち合わせ回数が多い会社ほど、この後戻りコストが圧倒的に少ない。
これは感覚論ではなく、家づくりの構造上の話です。
後戻りコストとは何か?
後戻りコストとは、
「本来、設計段階で決められたはずのことを、住んでからお金をかけて修正する費用」です。
代表例は次の通りです。
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コンセント・スイッチの追加
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収納棚・可動棚の後付け
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家具で無理やり動線を修正
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洗濯・物干し動線の改修
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間取り変更を伴うリフォーム
これらはすべて
建築時なら数万円〜調整で済んだものが、数十万〜数百万円になる ケースが珍しくありません。
なぜ打ち合わせが少ないと後戻りが増えるのか
理由はシンプルです。
生活の検証が足りないまま、図面が確定してしまうから。
打ち合わせが少ない場合、こうなりがちです。
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図面はきれい
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設備も一通り揃っている
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でも生活を当てはめていない
結果として、
「使ってみて初めて違和感に気づく家」になります。
打ち合わせ回数が多い会社が“後戻り”を防げる理由
1)図面を「完成予想図」ではなく「生活シミュレーター」として使う
打ち合わせが多い工務店は、図面を見て終わりません。
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朝7時の動線
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夕方の帰宅動線
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雨の日の洗濯
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来客時の動き
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休日の家族の居場所
これを何度も当てはめます。
その過程で、
「ここ通りにくいですね」
「ここ、物が溢れそうですね」
という“住んでから気づくはずの違和感”が、事前に潰れていきます。
2)変更が出たときに「影響範囲」を全部洗い出す
設計途中での変更は、悪いことではありません。
問題は、変更の影響を理解しないまま進むことです。
打ち合わせ回数が多い会社ほど、
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ここを変えると費用はいくら増えるか
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工期に影響は出るか
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他の間取り・動線に影響しないか
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将来の使い勝手はどう変わるか
を一つずつ説明します。
これにより、
「その場のノリで決めて後悔する」 という事態を防ぎます。
3)「まあ大丈夫です」が存在しない
後戻りが多い家づくりほど、打ち合わせ中にこの言葉が多く出ます。
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まあ大丈夫です
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皆さんそうしてます
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とりあえず標準で
打ち合わせが多い会社は、ここで止まります。
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本当に大丈夫か
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誰にとっての「皆さん」か
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標準が合わない暮らしではないか
この一手間が、完成後の数十万円〜数百万円を守ります。
4)「生活が変わったとき」まで想定している
後戻りコストは、今だけを考えた家ほど発生します。
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子どもが成長したら?
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共働きが続いたら?
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在宅ワークが増えたら?
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親と同居する可能性は?
打ち合わせが多い会社ほど、
今と未来の両方を見て設計 します。
結果として、
住まいを変えなくても、暮らし方で対応できる家になります。
枚方市で実際に多い「後戻り事例」
枚方市の注文住宅相談で多い後悔は次のようなものです。
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洗濯動線が合わず、結局サンルームを後付け
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玄関収納が足りず、物置を設置
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コンセント不足で延長コードだらけ
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リビング収納がなく、家具で圧迫
これらはすべて、
打ち合わせで生活を詰め切れなかった結果 です。
打ち合わせが多い=コストが上がる、は間違い
よくある誤解ですが、
打ち合わせが多い会社=家が高くなる
ではありません。
正しくは、
打ち合わせが少ない家ほど、トータルコストが上がりやすい。
なぜなら、
後戻りコストは住宅ローンに組み込めず、現金で払うケースが多いからです。
まとめ:後戻りコストは「打ち合わせ不足の請求書」
注文住宅における後戻りコストは、
設計時に払わなかった「確認の時間」の請求書です。
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打ち合わせが多い
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生活を何度もシミュレーションする
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変更の影響を理解して決める
この積み重ねが、
住んでからの出費・後悔・ストレスを大きく減らします。
(全体像は ①【ハブ】注文住宅の打ち合わせ回数が多い会社ほど満足度が高い理由 に戻ってご覧ください)
権威性アウトバウンドリンク(1つ)
国土交通省|住宅・建築に関する情報
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/index.html

