注文住宅で「ファミリークローゼット」は本当に必要?|SIMPLE NOTEで考える収納の大きさより大切なこと
枚方市で注文住宅を検討している方と間取りの話をしていると、「ファミリークローゼットが欲しい」というご希望をいただくことがあります。
家族の衣類を一か所にまとめられるため、とても便利そうに見えます。
ただ、私たちアルクハウスが取り入れているSIMPLE NOTE(シンプルノート)では、「人気だからつくる」のではなく、そのご家族の暮らしに本当に必要なのかを考えることを大切にしています。
今回は、収納量ではなく「収納の場所」から考える、暮らしやすい間取りについてお話しします。
まず考えたいのは「何を収納するのか」
ファミリークローゼットといっても、使い方は家庭によって違います。
家族全員の衣類を収納する。
仕事着だけを収納する。
子どもの制服や通園用品を置く。
バッグや上着までまとめる。
まずは、何を収納したいのかを具体的にすることが重要です。
「3帖あれば十分」「4帖は必要」と広さから決めるのではなく、持っている衣類の量や収納方法、家族の生活習慣から必要なスペースを考えます。
大切なのは「洗濯してから戻すまで」の距離
収納計画でぜひ考えてほしいのが、洗濯動線との関係です。
洗濯する。
干す。
取り込む。
必要ならたたむ。
そして収納する。
ファミリークローゼットが大きくても、洗濯する場所から遠ければ、毎日たくさんの衣類を運ぶことになります。
反対に、洗濯スペースと衣類収納の関係が整理されていれば、家事の移動を減らせる可能性があります。
SIMPLE NOTEでは、収納を一つの部屋として考えるのではなく、家事が終わるまでの動線として考えることを大切にしています。
「通り抜けられる収納」が正解とは限らない
最近は、ウォークスルー型のファミリークローゼットも人気があります。
二方向から出入りできるため便利な場合がありますが、すべての家庭に適しているとは限りません。
出入口を増やすと、その部分には収納棚を設置できません。
つまり、同じ床面積でも通路として使う部分が増えれば、実際に収納できる量とのバランスを考える必要があります。
大切なのは、
「回遊できるから便利」ではなく、「自分たちの生活なら回遊する必要があるのか」
を考えることです。
収納を増やす前に「持つ量」も考える
注文住宅では、「今の家が片付かないから、新居では収納を増やしたい」と考えがちです。
もちろん収納不足が原因の場合もあります。
ただ、収納を増やせば、その分だけ物を持てるようにもなります。
SIMPLE NOTEでは、家を設計するタイミングで、
今後も使う物。
新居へ持っていく物。
日常的に使う物。
季節ごとに使う物。
を整理することも大切だと考えます。
収納を大きくして解決する前に、必要な収納量そのものを考えてみる。
これによって、建物面積を必要以上に増やさずに済む可能性があります。
収納面積は資金計画にもつながる
ファミリークローゼットも建物の一部です。
「念のため収納を大きくしておこう」と希望を積み重ねれば、建物全体の面積にも影響します。
だからアルクハウスでは、単純に収納を減らすのではなく、必要な場所に必要な収納を配置することを考えます。
必要性の低い面積を整理できれば、その分の予算を住宅性能やLDK、キッチン、外構など、ご家族がより大切にしたい部分へ配分する考え方もできます。
家を小さくすることが目的ではありません。
同じ予算なら、できるだけ暮らしに役立つところへお金を使う。
これもSIMPLE NOTEの考え方です。
枚方市の土地探しにも収納計画は関係する
一見関係なさそうですが、収納計画は枚方市の土地探しにもつながります。
希望する部屋や収納をすべて足して建物が大きくなれば、それを配置できる土地条件も変わります。
土地を購入したあとに希望を全部入れてみたら、建物が大きくなり予算が合わなくなった、ということは避けたいところです。
そのため、枚方市で注文住宅を考えるなら、
暮らしを整理する→必要な間取りを考える→建物の大きさを考える→土地を探す
という順番も大切です。
枚方市で工務店を探している方には、「ファミリークローゼットは何帖ありますか?」だけではなく、**「洗濯物を収納するまで、私は何歩くらい動きますか?」**という視点でも間取りを見てほしいと思います。
社長としてひと言
私は、お客様から「大きなファミリークローゼットが欲しい」と言われたとき、すぐに「何帖にしましょうか」とは考えません。
まず聞きたいのは、
「何を入れたいですか?」
そして、
「洗濯したあと、どう片付けたいですか?」
ということです。
収納は大きさより、場所が大切だと私は思っています。
毎日使う物なのに遠くまで片付けに行かなければならない収納では、だんだん面倒になります。
反対に、使う場所の近くに必要な収納があれば、家族が頑張らなくても片付けやすくなります。
注文住宅だからこそ、人気の間取りをそのまま取り入れるのではなく、自分たちの暮らしに合わせて一つずつ理由を考える。
必要ならつくる。
必要以上なら少しシンプルにする。
そして生まれた面積や予算を、本当に大切な場所へ使う。
枚方市でこれから家づくりを始める方には、「収納が多い家」ではなく、**「片付けるのがラクな家」**を目指してほしいと思っています。
それが、アルクハウスがSIMPLE NOTEを通して大切にしている枚方市の家づくりです。

