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陽当たりを取り入れる工夫を

2023-04-15

建物には太陽光をいっぱい取り入れたいものです。

日中から明るく快適な暮らしは誰もが望む暮らしかもしれません。

 

その実現のためにも計画的に日を取り入れる土地の下調べと、間取りの工夫をするようにしましょう。

 

 

 

まずは「敷地を知る」

建物に陽を取り入れるために知るべきことの第一は、「敷地を知る」ことに限ります。

 

敷地を見れば、どのように太陽光が差し込み、どのあたりが影になるのかを知ることができます。

グーグルマップや地図を見るだけでは判断が難しいので、ぜひ現地に足を運ぶようにすべきです。

 

可能であれば、一年間で一番、陽当たりが良くない冬至(12月22日頃)の時期に現場を見てみるのがベストです。

一年で一番、陽が入らない時に現場へ行き、朝から夕方まで現地で陽の入り方を見てみましょう。

 

 

南向きの面に建物が建っていたら思ったより陽が入らないことも。

北向きでも日照を阻害する建物などが無いために、淡く優しい陽が一日入ることで、それがイイ!って、なる場合だってあるんです。

 

現場の日の入りをみて

「リビングには朝日を取り入れたい」

「西日の暖かさを鳥れたい部屋はどこ?」

など、その現場の日の入り方を元に、間取りの配置のイメージを想像してみましょう。

 

“まずは、現場へ行くこと!”

 

そして“現場を知ること”

 

これが一番に大事です。

 

 

 

光を取り入れる工夫も

道路面以外は隣地に建物が建っていることが多い都市部や狭小地では、陽の光を入れることが困難なことも多いと思います。

でも、日中であれば、できれば照明を付けずに家の中を過ごしたいものです。

 

「陽当たりがいい=南向き」

 

と考えがちですが、工夫次第で間接光を含めて、快適な住まいは実現可能です。

 

北側の部屋は暗くなりがちですが、大きな引違窓やFIX窓を部屋の高所に取り付けることで、採光を得ることは可能。

 

 

また、部屋を仕切る室内建具にはパネルタイプではなく、ガラス入りのガラスタイプや、全面透明パネル張りの建具もあります。

こうした建具を利用することで、明るさを間接的に取り入れることもできます。

 

さらに、部屋と部屋を間仕切る壁に、室内窓やガラスブロック、ガラス張りの壁にするなどを取り入れることで、隣の部屋の明るさを間接的に取り入れることもできます。

 

 

 

 

敷地を知り、北側も有効利用する

このように、採光を良くして日照を得る方法は、間取り図をじっと見ていても何も解決しません。

 

敷地をじっくり見てみる、また隣地の方に陽の入り方をヒアリングすることも大事。

古家付きの土地を買う場合は、売主のどの方角から陽が入っていたのか、どの方向は日の入りが悪かったのか、聞いてみるのもいいでしょう。

(古家付き土地を購入する場合の一番のメリットは、「売主にこれまで暮らしてきた陽当たりなどに関する“生の声”を聞けること」です。)

 

 

 

そして、現地を知れば、南向きに限定せず、実際に現場で感じた日の入りのデータを元に間取り図へ落とし込んでいきましょう。

敷地に余裕があれば、南側に庭を設けるなどの配置計画を立てることもできますし、北側からしか採光が取れない場合でも、諦めてはいけません。

 

高所に取り付けるハイサイドサッシや天窓の採用、室内建具や間仕切り壁の工夫で少しでも採光を取り入れて、明るく快適な生活を実現しましょう!