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ホール廊下を作らず居住スペースを増やす

2018-10-09
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住まいの一般的な間取りのイメージといえば、まず玄関があり、玄関を入るとホール廊下があり、トイレや洗面所、リビングへの出入口があるというのが一般的でした。

ホール廊下は各部屋やトイレ、洗面所、LDKをつなぐ役割を果たし、それぞれを独立した空間にするため役立つ空間と言えます。

 

しかし、狭小地などで十分に余裕をもった間取りが出来ない場合は、どうしたらいいのでしょうか?

その場合のアイデアとして、「ホール廊下をなくす」という選択肢があります。

 

実際に最近少しずつですが、「ホール廊下」がない間取りというのも増えつつあります。

たとえば、洗面所やトイレへの動線は、ホール廊下を介さず、リビングから出入する回遊式にするのも良いアイデアです。

そうすることで、家事動線がより快適になり、家事の労力を減らすこともできます。

 

階段は、リビング階段にすることで、パブリックスペースとプライベートスペースを一つの動線上に設けることで、家族の気配を感じることもでき、より安心感がアップします。

 

また、玄関を通常より大きくとることで、広くゆったりした雰囲気を出し、建具を隔てて、リビングが広がる間取りもいいかもしれません。

ホール廊下をなくすことで、広い玄関、広いリビングを実現できるのです。

 

二階へ上がりきった廊下部分も、単なる廊下だけでなく、書斎スペースや壁収納スペースも兼ねると納戸を設ける必要がなくなります。

ホール廊下をなくすことで、プライバシー性を確保するために、目隠しとして観葉植物やパーティションを利用すれば、視線を遮り独立性を高めることもできます。

 

ホール廊下を無しというのは抵抗がある方も多いと思いますが、限られた敷地、限られたスペース、限られた予算の中で最大限の自分の希望を取り入れるための銃弾の一つとして、頭の片隅においておくことも良いかもしれません。

間取りにこれといった決まりごとはありません。

注文住宅だからこそ実現できる、自由な発想の間取りを自分らしい暮らし方に合わせてつくっていくことが、家づくりでは重要です。