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上階から下階への光の取り込み

2019-02-21

隣地との距離が近い住宅密集地で光をどう取り込むかは、家づくりをする上で悩むところです。

基本的には角地でない限り道路面からだけの採光となりがちだからです。

しかし、隣地には家が迫っていても建物の上空は空いています。

ですのでこの上空からの光を上手に取り込むことができれば、明るく開放的な住まいにしやすいといえます。

 

ひとつの方法としては「天窓トップライト+吹抜け」です。

こうすることで天窓トップライト、つまり屋根に取り付けする窓から光を取り込むことができ、その光は吹き抜けを通り抜けて下階まで届きます。

吹きぬけという開放的な間取りとあいまって、より開放的で明るく感じることができます。

トップライトが不安という方にはハイサイドライトという吹抜けの壁に大きな窓を設けるのも良いかもしれません。

天窓トップライトは光を遮るものがないので、電動ロールカーテンなど夏場の遮蔽対策も同時に考慮するようにしましょう。

 

もうひとつの方法は、階段を工夫すること。

階段の蹴上げ板を無しにしたストリップ階段にして、その上部に天窓トップライトを設けることで、吹抜けと同じように下階まで光を落とし込むことができます。

吹きぬけは作りたいが、面積的に難しい場合はこの方法も選択肢といえます。

 

あと贅沢な間取り方法かもしれませんが、凹型の建物にするコートハウススタイルにすれば、三面採光も可能です。

敷地が広い方はオススメかもしれません。

 

少しの工夫で、住宅密集地でも光の取り入れはできます。

家づくりの際には、ぜひ検討してみましょう。