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2階リビングにはひと工夫を

2019-04-24

大阪や京都など住宅密集地では、道路は一面道路で残り三方向は角地でない限り、隣家が建っていると思います。

それも多くは人が歩けるかどうかという程度しか空いていないのが現状です。

そうした中ではなかなか道路面以外からの採光は、取りにくいという点から、思い切って二階リビングというアイデアも間取り作成の際にはぜひ検討したいものです。

 

家族が過ごすLDKは風通しはもちろん、日の入りもよくしたいとなれば二階リビングプランは大いにアリです。

一般的な新築分譲住宅なら一階リビングが当然かもしれませんが、注文住宅ではご要望によってはこの二階リビングも検討してみるのも良いでしょう。

その際にひと工夫入れることもお忘れなく。

特に家事の中心であるキッチンにはひと工夫は欲しいものです。

 

たとえば、ごみ出しに対しては二階の屋外にゴミ置き場を設けるのが良いでしょう。

できればサービスバルコニーのような広さがあると良いかもしれません。

また、下までモノを運んだり、あるいは買い物から帰ってきた際に二階へモノを運ぶなどの動作をしやすいように、階段の幅は広めに取ることもよいでしょう。

基本的には910mmなど尺モジュールで設計して、階段周りはメーターモジュールを採用するなど、注文住宅ならではの自由な発想と設計で暮らしやすい建物をプランニングしたいものです。

 

また、キッチン周りに洗濯機を持ってきたり、物干し場の近くに洗濯機を置くなど、好みに応じて柔軟な発想で設計することが重要になってきます。

 

あと意外かもしれませんが、二階リビングの場合は一階の設計にも気をつけましょう。

玄関を入り、廊下があって、その廊下の奥から二階のリビングへ上がるという動線にすると気配が分断され、また二階への動線も遠くなってしまいます。

玄関に入ると吹き抜けがあり、オープンな階段を上って二階のリビングへという動線であれば、家族の気配を感じることもできますし、またスムーズな生活動線を実現できます。

明るくて陽当たりの良い玄関からそのままつながりのある二階リビングへと続く空間は、住む人にも心地よさを与えてくれるはず。

 

二階リビングの魅力は少しのひと工夫で何倍にも快適性をアップすることができます。

ぜひ、家づくりの際にはこの二階リビングも検討してみてはいかがでしょうか?