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団信不可でも注文住宅はできる?

2019-08-19

注文住宅で家を建てる方の多くは、住宅ローンを利用されると思います。

土地を持っていて、あるいは実家を建て替えという場合でも住宅ローンは組みますし、土地から探して注文住宅をお考えの方も住宅ローンを利用される方が多いと思います。

住宅ローンを組む場合には、当然に銀行に審査に通らなければなりません。

収入や勤務先、現在や過去の借入状況や返済状況などいろんな部分から審査されます。

借入する金融機関により審査の対象は多少異なりますが、どの金融機関も必ずと言っていいほど審査の対象になっているのが「団信への加入」です。

 

団信とは、団体信用生命保険といって、簡単な言い方をすると、借入された方が住宅ローン返済中になくなった場合や高度障害に合われた場合に、住宅ローンの残債分が0円になるという保険です。

たとえば、ご主人さん名義で住宅ローンを35年払いで借りていて、借入20年目に不慮の事故によりなくなってしまった場合、普通だと残されたご家族が残りの住宅ローンを支払うことになりますが、その残りの住宅ローンを保険でまかなおうという保険です。

この保険に加入しておけば、残されたご家族も金銭面で少しは安心かと思います。

 

この「団信」という保険の制度を、多くの金融機関が住宅ローンの加入条件に挙げていて、「団信」へ加入できないと住宅ローンが借入できないということになります。

そして、その「団信」への加入の際に必ず現在および過去の病歴などを申告する必要があります。

病歴にはいろいろ具体的に記載されていますが、この申告書にひとつでも該当項目があると団信へ加入できません。

つまり、団信へ加入できないということは、住宅ローンが組めないということになります。

 

では、団信の申告内容に該当する方が、住宅ローンを借入する場合には、どうすればいいのか?

申告内容には「現在および過去○年以内に」という期間が定められている病歴の場合は、その期間を過ぎれば申告対象外となるので、家づくりに時間的な余裕があれば、時間が経つのを待つよいう方法もあります。

 

しかし、いますぐ家づくりをスタートしたいという方の場合はどうすればよいのか?

ひとつのメジャーな方法としては、「フラット35」という国が住宅ローンを融資してくれる制度を使うことです。

なぜ「フラット35」だと、問題ないのかというと、「フラット35は団信への加入は必須ではないから」なのです。

つまり、現在および過去に病歴があり民間の金融機関による住宅ローンが利用できない場合は、フラット35という住宅ローンを使えば、注文住宅をかなえることができます。

また、一般論ですが、フラット35は民間金融機関の住宅ローンに比べて、融資の審査基準は緩い傾向にありますので、その点も安心です。

借入金利は民間金融機関に比べて高い傾向ですが、フラット35Sなどを利用すると、金利の優遇も受けられるので、フラット35も検討したいところです。

 

あとフラット35の気になる点としては「団信に加入していないと、万が一の際に残された家族へ住宅ローンが残る」という点ではないでしょうか。

この点に関しては、やはり民間の生命保険である「死亡保険」へ加入しておくことは重要かと思います。

この対策をおこなっておくことで、万が一の際にも残されたご家族は安心できます。

「団信」という制度でこれまで住宅ローンを諦めていた方はぜひ一度「フラット35」を利用してみるのはいかがでしょうか?