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住宅用語の基礎知識 か行

2019-11-10
注文住宅イメージ

家づくりでは、さまざまな建築・不動産用語が出ています。

これから家づくりを考えている方にとっても専門用語は知っていて損はありません。

そこで知っておきたい建築・不動産の専門用語や知っておきたい専門用語をご紹介します。

か行

・カーポート

簡単な車庫のこと。

金属パイプの構造体にFRPの屋根や側壁をつけたもの。

・貝灰

カキ・ハマグリ・アサリ・アカガイなどの貝殻を焼いて水和し、粉砕した消石灰で、壁などを塗る左官材料。

・確認申請

建築確認申請のこと。

敷地が属している地域の役所または指定確認検査機関に、設計図や設計資料などの所定の書類を提出し、建築主事などの確認をもらうこと。

許可されれば建築確認番号を交付され工事にかかれる。

・額縁

窓や出入口の枠の外周に取り付ける木材。

・瑕疵

建物が完成して建て主に引き渡された後に発見された重大な不具合や欠陥のこと。

設計図や仕様書どおりに仕上がっていないなど、明らかに施工ミスによるとわかるもの。

・瑕疵担保責任

住宅を引き渡した後、発見された瑕疵の補修や損害賠償を負う責任のこと。

新築工事の場合、担保責任は10年間施工者に課される。

・ガスケット

窓ガラスを固定するゴム製の部材。

ガラスとサッシ、コンクリートなどの接合部に用いて、ガラスを固定し、気密性を確保する。

・仮設工事

工事中に使われる一時的な施設をいい、足場、囲い、工事用の電源やトイレなど、さまざまな項目が含まれる。

・かた木

広葉樹のこと。

クヌギ、ナラ、カシなどの特定の樹種を指す地方もある。

敷居や上がり框などには、サクラなどのかた木を使う。

耐摩耗性を求められる部位に使う。

・片流れ屋根

屋根面が一枚で構成されているもの。

招き屋根のように2階の屋根から1階の屋根へと1枚の屋根面が続いているものをいう。

・家庭用ガスエンジン

コジェネレーションシステム。

都市ガスを燃料として発動機を使って発電し、同時に給湯暖房するシステム。

発電の際に出る排熱を利用して湯を沸かし、給湯や暖房に利用し、エネルギーを無駄なく使える。

・家庭用燃料電池

エネファーム。

最新のエコロジーに配慮した給湯システム。

都市ガスに含まれる水素を使う化学反応によって電気と熱のエネルギーをつくり、その熱で給湯する。

また、バックアップ熱源機でつくる温水で暖房もできる。

・角地

直行する2本の道路に囲まれた土地。

指定角地の場合、建ぺい率の緩和を受けられる。

通常10%、防火地域で耐火建築の場合なら20%割り増しになる。

・かな折れ階段

直角に曲がった階段。

曲がったところを踊り場にしたり、三角形の踏板で90度方向転換したりする。

・鴨居

引き戸、障子、襖などの建具を取り付けるための、溝のある横木。

建具の上部を支える。

・ガラリ

隙間を空けて羽板を重ね、外部の視線を防ぎ、通風を図った戸や窓。

・元金均等返済

借入金の返済方法の一つで、元金を返済する期間で割った金額を毎月の返済額とし、利息は元金の残額分とする。

・含水率

木材やコンクリート、土などに含まれる水分の割合。

主に木材に使う。

・間接照明

光を壁や天井に当てて、その反射光を利用する照明。

効率はよくないが、目に優しい光で、雰囲気のある演出ができる。

上向きの光が90~100%のものをいう。

・木表・木裏

板目材の、樹皮に近い側が木表。

乾燥すると木表側に反る。柾目材には木表・木裏はない。

・木ずり

モルタル、漆喰などの塗り壁の下地板のこと。

小幅板を柱や間柱に打ち付けたものをいう。

・北入り

一戸建て住宅で、北側に玄関がある家のこと。

南入りはこの反対で、玄関が明るく、暖かい雰囲気の家だ。

整理された住宅地では日照の関係で東西に家並みが続くことが多く、北入り、あるいは南入りの家が並ぶことになる。

落ち着いた北入りの家も、最近では好まれるようになってきている。

・北側斜線制限

北側境界線から5mまたは10m立ち上がったところから斜線を引き、建物をその斜線内に納める規定。

北側隣家の日照を確保するために設けられている。

第1種・第2種低層住居専用地域と第1種・第2種中高層住居専用地域に適用される。

・キッチンユニット

調理、収納、排気、給湯などの機能を持つユニット。

・木の背・木の腹

樹木の、太陽を受けた側が木の背。

影になる側が木の腹。

木の背は年輪の幅が広く、節が多い。

・基本設計

家づくりのために最初につけられる設計図。

配置図、平面図、立面図、断面図、仕上げ表、概略の予算書などが含まれる。

実際の施工には実施設計図が必要になる。

・境界標識

敷地と、隣地や道路などとの境界を明らかにするために埋設するコンクリート製の杭。

正式に測量して、動かないものを設置することが重要。

・強化ガラス

普通の板ガラスの3-5倍の強さをもち、割れると破片が豆粒のようになって鋭い角ができないもの。

・居室

居住、執務、作業、集会、娯楽その他のために、一定時間継続的に使用できるようになっている居住空間。

リビング、寝室、子供部屋、キッチンなどをいい、建築基準法で「天井高さは210センチ以上、一定量以上の採光と換気に必要な開口部が必要」だと定められている。

トイレ、浴室、窓の無い納戸などは含まれない。

・許容応力度

加重がかかった時でも構造材料が破壊したり抵抗力をなくしたりしない、安全な範囲。

・切妻屋根

屋根を構成する2枚の屋根面が合わさって、そこに三角形の壁(妻壁)ができるもの。

・管柱

各階ごとの柱。

1,2階を貫く「通し柱」とは違う。

1階の場合は胴差と土台、2階では軒桁か敷桁と台輪か胴差に接合している。

・クックトップ

加熱調理機器のこと。

ガスと電気の2種類の電源があり、さまざまなタイプがある。

・くつずり

ドアの外枠の下部の部材。

つまずかないように斜めに削っている。

・グラスウール

ガラス繊維でつくった断熱材。

繊維の長いものをグラスファイバーという。

・クラック

コンクリートやモルタルなどにできるびさいな割れ目。

・クローズドキッチン

ダイニングからキッチンを独立させたタイプ。

・け上げ

階段の1段の高さで、建築基準法では23センチ以下に定められている。

・計量換気

結露を防止し、家全体を効率よく冷暖房するための計算に基づく換気システム。

・軽量気泡コンクリート

コンクリート中に気泡をつくって軽量化したもの。

断熱性がある。

ALCコンクリートともいう。

・軽量鉄骨梁

軽量溝形鋼を2枚合わせて木材の梁の代用としたもの。

・けこみ板

階段の段板の奥に垂直に立てた板のこと。

・化粧張り集成材

何枚かの木板を積層してつくった建材。

節や割れなどを除いている。

造作用の多くは木材の単板をつかった化粧張り。

構造用もある。

廉価で、完全に乾燥した材を使うので、狂いや割れなどの心配もなく、強度も優れ、耐久性もある。

・桁

棟木に並行している横架材。

長方形の長辺に平行するものを言う。

桁の方向を「桁行き方向」という。

・桁行筋交い

小屋組みの構造を補強するため斜めに打ち付ける筋交い。

・結露

冬季に窓や壁の内側に水滴がつくこと。

断熱性の低い材料ほど結露が起こりやすい。

・玄関ユニット

玄関のドア、引き戸、枠材、そで飾り、ランマなどをセットにしたもの。

・建築化照明

あらかじめ建築物の天井や壁等に組み込んでおく照明。

光源が隠されているので、明かりがやわらかく感じられる。

工事費や維持費は高くなるが、照明器具代は不要。

・建築基準法

1950年に制定された法律。

建築物の敷地、構造、設備、用途に関する最低基準を定めたもの。

2000年に抜本的な改正がおこなわれた。

・建築主事

建築基準法の諸問題を「建築確認」の段階で処理する地方自治体の職員。

人口25万人以上の市と都道府県に置かれる。

・建築設備

冷暖房、消火、排煙、汚物処理、煙突、エレベーターなどの設備をいう。

・建築面積

「建築物の外壁またはこれに関わる柱の中心線で囲まれた水平投影面積」のこと。

建築物の建っている面積。

1階の床面積にほぼ等しい。

・建ぺい率

敷地面積に対する建築面積の割合。

・鋼管杭

中層以上の建築物を建てるにあたって打設する杭基礎の一つ。

6m以上長さのある太さ500-700mmの鋼管の杭を打ち込んで、基礎を支えるやりかた。

・高効率ガス給湯器

高効率でエコロジーに配慮した給湯器エコジョーズ。

熱交換器を2つ増やすことで、給湯熱効率が80%から95%へアップし、省エネルギーを実現した。

つくったお湯は、給湯や温水式床暖房などに使われる。

・構造計算

構造上十分な強度があるかどうかを確かめる計算。

木造3階建て、延床面積500㎡を超える建物は、計算しなければいけない。

・公的ローン

民間のローンより金利が低い割賦償還の方式による借入。

・高力ボルト

鋼構造物を接合するときに用いる、締め付ける力が強い丈夫なボルト。

・コーキング材

油性のシーリング材。

防水のために充填する材料で、石綿、炭酸カルシウムなどの鉱物質充填材と、天然油脂と合成油脂、合成樹脂などを練り合わせたもの。

・コーナーライト

部屋の一角を照らす照明

・コーニスライト

壁面を照らす照明

・柿板(こけらいた)

松、杉、さわらなどを剥いで、薄い板にしたものをつかった屋根の下葺き材。

・腰折れ屋根

切妻屋根の屋根面を2段に折ったもの。

ヨーロッパの牧場で畜舎などによく見られる屋根の形。

天井裏が比較的に高く取れる。

・固定資産税

地方税の一つ。

土地・建物の所有者に対して固定資産税評価額の1.4%を課される。

敷地200㎡以下なら6分の1に減額される。

・小梁

床スラブを支持して荷重を大梁に伝達する梁。

柱と共に架構を構成する大梁とは異なり、鉛直荷重のみを負担する。

・木舞(こまい)

土塗り壁の土を塗るための下地。

竹を縦横に編んであり、土が塗りやすくなっている。

柱の見える真壁つくりには欠かせない壁の作り方。

・小屋裏換気

枠組壁工法で、小屋裏の熱気や湿気を除去するために換気口の設置が義務付けられている。

天井面積の300分の1以上は有効換気口が必要。

・小屋組み

三角形の屋根の骨組みをいう。

・コンクリート

セメントと、砂、砂利、砕石などの骨材を混ぜ、水で練った材料。

乾燥させると硬化し、4週間ほどで強度が高まる。

耐火性。耐水性、耐久性に優れるが、乾燥収縮するので亀裂が生じやすい。

・コンクリートパイル

コンクリート製の杭。

RC、PC、ACの3種類がある。

・混合水栓

熱湯と水を混ぜて適温水をつくる水栓

・コンセント

電気器具のプラグの差込口。

・コンパネ

構造用合板。

床版や壁下地材、屋根の野地板などにも用いる。