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断熱材の意味とは

2018-03-26

最近、断熱材のご質問が、めっきり減ってきました()

おそらく、暖かくなってきたからかもしれませんね。

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断熱材って

暖かい!とか涼しい!というイメージがあるかもしれませんが、

本質的なお話をさせて頂きますと、

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外気温度に左右されにくく

保温性が高まるというお話です。

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夏でいいますと

エアコン等をつけて室内温度を25度にした場合、

エアコンを切ってからも長時間この温度を保てますよ。というものなので、

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断熱性が高いからといって

暖房器具やエアコンを作動させず、

ただただ、そのままの状態で暖かいわけでもなく、涼しいわけでもありません。

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つまりは

断熱材を施し、断熱性を高めることによって

少しのエネルギーで快適に暮らせるますよって事なんですが

お施主様は

結構この点を理解されてない方が多いです。

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1つ分かり易い例をあげますと

下の鍋の写真。

 

取手部分が、金属であれば、熱くて持てませんよね。

この取手部分は断熱材をまいているということです。

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実際、これらの鍋の取手で使われているこの黒い断熱材は、

フェノール樹脂で作られていることが多く

旭化成のネオマフォームも同じフェノール樹種でつられた断熱材です。

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熱を断じる。

熱を伝えにくい。

これが断熱材です。

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断熱材に求められることは

??? 断熱性能・・・・・・性能が高いと、厚みを小さくしても同じ性能が見込まれ、施工性が上がります。

??? 耐水性・・・・・・・使用する場所によっては耐水性が求められます。床断熱材は特に耐水性が求められます

??? 耐火性・・・・・・・特に壁や天井に用いるとき、耐火性が求められます。燃え移らないように耐火性が優れていることは重要です。

          たとえ燃えたとしても有害物質を出さないか。この点も重要視する必要があります。

??? 吸音性・・・・・・・壁や天井に用いるので、出来れば吸音性、防音性が高いほうがよりよいです。

??? 施工性・・・・・・・断熱欠損が無いようにしっかり施工できることが肝心です。

??? 吸湿性・・・・・・・結露防止の観点から、湿気を吸ったり吐いたりしやすい吸湿性が高いほどいいとかんがられています。

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こういった断熱材を、

充填断熱にするのか、外断熱にするのか、

本当に多種多様で、いろいろな方法があるので、

森田建設でもさまざまなこだわりを持つお客様が多く、それぞれのメリットデメリットをお伝えして、断熱材をお選びいただいています。

 

ちょっと難しい話の断熱材ですが、これから家づくりをされる方には、ぜひこの断熱材についても考えていただけたらと思います。