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二世帯住宅での住宅ローンについて

2018-03-29

最近、二世帯住宅が増えてきております。

親の実家を建て替えして二世帯住宅という場合には、子供世帯が建物の費用を負担するというパターンが多いようです。

また、新たに土地を購入して注文住宅で二世帯住宅を建てるという場合でも、土地の購入は親世帯が負担、建物の建築費用は子供世帯が負担するという場合が多いようです。

やはり、お互いに資産や収入の違いはあれど、一定の予算を負担しあうのが一般的です。

親世帯は実家の土地を提供、または現金での土地購入が多いのですが、建物を建てる側の子供世帯はやはり20代・30代・40代という方が多く、多くの方は住宅ローンを利用します。

そこで、住宅ローンを組むに当たっては金融機関などに担保を提供する必要がありますが、建物を担保提供する必要があるのはもちろん、土地の担保提供も必要になる点を忘れていはいけません。

当然、土地の所有者は親世帯ですので、銀行などに行き、その土地の担保提供の意思の確認や、書類への署名押印などの手続き作業もでてきます。

自分達だけのスケジュール調整で銀行への手続きの日程などを決めていて、あとから急な予定で親世帯へ手続きの同伴を依頼した結果、家族間で揉めてしまうなんてことも聞いたことがあります。

もちろん、揉めた結果、土地の担保提供が実現しないなんてなったら、そもそも家を建てること自体が不可能になります。

家の間取りや仕様については子供世帯が中心になって進めていくことが多いかもしれませんが、住宅ローン手続きに関しては、子供世帯だけではできない点を十分に留意する必要があります。

子供世帯だけでなく、親世帯のスケジュール調整も事前に相談をした上で、手続きをスムーズに進めていくことが重要です。

 

また、少し余談ではありますが、住宅ローンを組む際には、過去の借入や、返済延滞の有無などの個人情報が調べられます。

ローンを組む本人が過去に延滞などをしていた場合、場合によっては借入ができないことがあります。

担保提供する親世帯は直接、個人情報の調査はされませんが、親子リレーローンをする場合は、当然に親世帯にも個人情報の調査が入ります。

このような個人情報は隠していても、調査をすれば必ず見つかります。

万が一、過去に返済の延滞などがあり個人情報に不安がある場合は、正直に親世帯と子供世帯で事前に話し合うことが重要です。

特に親子リレーローンの場合、いざ二世帯住宅を建てることでどんどん話しが進んでいき、住宅ローン審査の段階で、親世帯または子供世帯のどちらかの個人情報に問題があり、新築の計画が全てパーになるなんてことにその段階でなると、喧嘩の原因にもなりえます。

二世帯住宅は、2つの世帯が暮らすスタイルで、住宅ローンや名義についても2つの世帯が関わってきますので、しっかりとした事前に話し合いが重要になってきます。