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家事動線を考えて間取りをつくる

2018-10-16
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家づくりの間取りをつくる上で、まずはざっくりと、どの位置に水廻り、どの位置にリビングと、決めていくゾーニングをしますが、その後に考えるべきなのが、動線です。

動線とは、家族やゲストが移動する時の経路・道順のことです。

 

廊下と寝室のように部屋と部屋を結ぶ線だけではなく、同じ部屋の中においての人の動きも動線と言われます。

具体的な動線としては、家事動線、生活動線、来客動線の3つがあげられます。

 

家事動線とは、その名前の通り家事をおこなう際に動く道順・経路と言えます。

キッチンや洗濯機置き場、洗面所や浴室などを結ぶ線です。

たとえば、洗濯物など重たいものを運ぶ労力を考えると、洗濯機置き場と物干し場の距離は近いほうが良いと言えます。

2階の洗濯機置き場とバルコニーがあると、洗濯物をもって階段を上り下りする必要もなく、家事労力が軽減されます。

 

生活動線とは、玄関から自宅に入り、リビングや寝室、トイレや浴室へ移動するための動線です。

特定の場所に経路が集中すると、渋滞が生じるので、流れが滞らないよう回遊性を考えるのもアイデアです。

特に朝の洗面所やトイレは混みがちなので、十分に注意が必要です。

 

来客動線とは、ゲストが玄関からリビングや客間へ移動するまでの動線です。

キッチンや洗面所など生活感がありあまり他人に見られたくないという方は、ゲストがそのような場所の前を通らないような来客動線を考える必要があります。

さらに来客動線上にトイレがあると良いでしょう。

 

すべてを理想通りに配置することは難しいと思いますが、家族のライフスタイルや効率性など優先付けをおこない、暮らしやすい動線を叶えていただきたいと思います。