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無垢材のメンテナンスについて

2019-05-28

フローリングや室内建具、巾木や窓枠などの造作材にいたるまで無垢材で家づくりをされる方が最近多くなってきました。

足触りが良く、冬場のヒヤッとした冷たさがないため、小さなお子様や赤ちゃんがおられる子育て世代の方にも、シニアの方にも大変人気です。

時代の流行り廃りもないため、いつまでも味わい深い素材で、そのデザイン性も注目されていて、注文住宅でも大変人気です。

 

ただ、無垢材はやわらかな足触りや、二つとない自然なデザイン性という良い点がたくさんある一方でデメリットもあります。

それがメンテナンスが必要になるという点です。

 

無垢材をはじめて使われる方に良くあるご質問に

「無垢材って、扱いが大変じゃないですか?」

というご質問です。

みなさん、無垢材には興味があるが、やはり手入れという面でわからないことも多く、不安をお持ちの方が多いように思われます。

メーカーから発売されている一般的なシート張りフローリングの場合は、ノンワックスの商品が多く、お客様がご入居後にワックス掛けをする必要もないのが一般的なのに対して、無垢材の場合は定期的なメンテナンスが必要となります。

 

しかし、無垢材とは「金太郎飴」と同じです。

つまり、シミやキズができればフロア材などの表面を削れば、綺麗な木目がまた出てくるんです。

(シート張りフローリングなら表面を削れば下地材が出てきて無残な姿に。。。無垢材のようにはいきません。。)

ってことは、無垢材って本当はメンテナンスしやすいんです。

だからしっかりとメンテナンスをしてあげると、いつまでも自然な風合いのあるインテリア空間を保つことができるんです。

 

ただし、メンテナンスコストが高かったり、面倒な施工方法だと、ついついメンテナンスをサボりがちになってしまいますよね。

ですので、メンテナンスにはコスト的にも、手間的にも、できるだけ負担のかからないメンテナンス用品がおすすめなんです。

しかも、それでいて無垢材の素材感を損なわないものが良いと言えます。

そんな要望にピッタリでオススメしているメンテナンス商品が小川耕太郎∞百合子社の「未晒し蜜ロウワックス」です。

 

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元製材屋さんがつくった、木の特性をそのまま生かした自然オイルです。

有機溶剤や乾燥剤などを一切使用せず、原料にエゴマ油(国内生産)・蜜ロウ(国産・無漂白)をつかったオイルです。

肌にも優しい素材で、マーガリンのように伸びるため大変塗りやすく、価格もお手軽な70円/㎡の価格設定な点と、ホームセンターでも販売されていることがある点などがオススメの理由。

木の表面には「蜜ロウ」で膜をつくり、木の中には「エゴマ油」を浸透させることで撥水効果が長もちさせながら、木材を保護します。

塗布できるのは無垢のフローリングや室内建具だけでなく、家具や玩具、スプーンやトレーにいたるまで可能。

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また、オイル塗布後の雰囲気ですが、オイルを塗ると少し濡れた感じの色合いになるのも特徴的。

木の表情がより豊かになるので、メンテナンスはその素材の良さを引き出すためにもぜひしていただきたい作業です。

 

商品紹介でも書いていますが、何せちびちびと少量を使いことが重要。

せこくという意味ではなく、べたべた塗り過ぎないことが重要なんです。

(塗り過ぎてしまったら、ウエスなどでふき取ってしまえばOKです。)

 

目安としては1年に1回は家族総出で塗りたいのが理想ですが、OB施主様にお聞きすると数年は塗っていないという方も多いのが実情。

実際には「撥水性能が落ちてきたら」オイルの塗り替えの時期ととらえておきましょう。

日々のメンテナンスは、シミなどの汚れた箇所はサンドペーパーなどでサンディングして、再度オイルを塗るという作業で十分です。

フロア全体的には1年に1回を理想としつつ、無理のない程度でメンテナンスをおこないましょう。

 

特に小さなお子様や赤ちゃんがいる家庭では、日々キズが増えていくと思うので、そのたびごとの補修メンテナンスは大変。

小さなキズ程度なら水を含ませた濡れたティッシュを半日キズの上に置いておくだけでも意外とキズはなおります。

それ以外の大きなキズはお子様が中学生くらいになる段階で家族みんなで徹底的に補修するのが良いでしょう。

 

家づくりでは建てる時のことばかり想像しがちですが、建ててからのメンテナンスにもぜひ気配り、心配りをして無垢材を大切に扱っていただきたいものです。

 

※画像は小川耕太郎∞百合子社HPより転載